CT冠動脈ステント挿入後の内腔評価(高精細CT造影)
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目次
- 当院にて2017年9月より導入・稼働している超高精細CT「Aquilion precision」ですが、稼働開始当初から各種分野において高評価を頂いております。 最大の特徴は従来の4倍となる空間分解能を持っていることであり、その能力は冠動脈ステントの内腔評価についても多いに発揮されます。 従来CTで評価できるステント径の限界は3mm程度と言われてきましたが、超高精細CTにおいては3.0mm径のステントはもちろんのこと、2.25mm径のステント内腔も良好に観察することができており(※当院経験症例)、依頼元循環器内科医師より良好なご評価を頂いております。
 
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3.0mm, 2.5mmのステント内腔は、アーチファクトの影響を受けることなく良好に観察できます(左上図)。
 また、slab MIP表示によりステントストラットの詳細な描出が可能です(右上図)。
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2.25mmのステント内腔も良好に観察できます(左図)。
 これまで血管造影に頼るしかなかった細径ステント評価が可能となりました。
- ステント内の再狭窄(In Stent Restenosis)はより明瞭なコントラストで描出されるようになり、診断のしやすさが格段に上がっています。
- 高画質を得られる320列CTですが、ステント内腔評価においては超高精細CTには及びません(下図)。
 
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●AIC八重洲クリニックでは、検査目的に合わせ320列CTと超高精細CTを使い分けています。
 (例:狭心症疑いでは320列CT、狭心症治療後(ステント治療後評価)には超高精細CT等)
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●ステント内腔の評価を目的とした検査を超高精細CTで行うのと、血管造影検査で行うのとを比較した場合、超高精細CTで行うことにより、患者様の身体的、金銭的ご負担が軽減します。
 
 是非とも超高精細CTによるステント内腔評価をご検討下さい。
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※注
 超高精細CTには320列CTに比べ不整脈等の影響を受けやすくなっています。
 当院では専門知識をもった経験豊富な技師による撮影を行っているため、ほぼすべての症例において良好な画質を得られていますが、撮影時の心拍状況等によっては、良好な画像が得られないケースとなってしまうことがありますことをご了承ください。
- その他の高精細CTの得意な検査については以下をご確認ください。
- 高精細CTの得意な検査について
超高精細CTによる冠動脈CT検査のご紹介
320列CTとの比較
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