都内最大数となる10台目のMRIを導入・稼働、肝臓の硬さを測定することを目的に、肝 MRエラストグラフィ検査を開始します。

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    プレスリリース 都内最大数となる10台目(*1)のMRIを導入・稼働、肝臓の硬さを測定することを目的に、肝 MRエラストグラフィ検査を開始します。

  1. AIC八重洲クリニック(東京都中央区、院長:澤野誠志、以下、当クリニック)は、MRI検査、CT検査、エコー検査を行う画像診断専門の保険医療機関として2002年10月に開院し、2022年10月で20周年を迎えました。
    節目となる2022年、一施設の臨床用検査機器としては、都内最大数10台目のMRIの稼働とあわせて、肝 MRエラストグラフィ検査の受入れを開始いたします。

    本文

  1. 慢性の肝疾患は、自覚症状がないまま組織が硬くなる線維化が進み、慢性肝炎から肝硬変へ移行後、肝がんが発生することが知られています。
    肝臓組織の硬さを調べる検査としては、肝生検が信頼できる検査とされておりますが、肝生検は侵襲的で入院が必要な検査で、繰り返し検査を実施することは困難です。また肝生検は、肝臓の一部分の硬さしか評価できないため、肝臓全体の硬さ(線維化)を診断出来ません。
    MRIを用いた肝 MRエラストグラフィでは、MRIにて広範囲でより正確に肝臓の硬さ(線維化)を調べることができます。
    この「肝 MRエラストグラフィ検査】については、多くの先生方よりお問い合わせいただいており、この度、10台目のMRI稼働とあわせて検査の受入れを開始いたします。
    今後も臨床に役立つMRI検査、CT検査、エコー検査を追求して参ります。
  2. 豊智会とは

  3. 当クリニックは主として画像診断(MRI、CT、PET-CT、超音波、マンモグラフィ検査)を行なっています。2002年の開業以来、画像のプロフェッショナルの立場から、膵臓がんの診断を行われている臨床医の先生方の治療方針に影響を与えるような質の良い画像診断レポートをお届けすることを目的に診療を続けてきました。
    現在の画像診断医は80名(うち常勤医16名、大学病院寄附研究部門職員を含む)、以下の検査機器を用いて画像診断を行なっています。年間の検査数は約9万検査です。
  4. 稼働設備

    1. 八重洲
    2. MRI 10台(うち3.0テスラ8台)
      CT 2台(高精細160列、320列)
    3. つくば
    4. MRI 3台(うち3.0テスラ1台)
      CT 2台(320列 2台)
      PET-CT 2台
  5. 現在当クリニックが実施している取組み:膵臓がん早期発見の取組み

    • 膵臓がんの早期診断のためのMRIドックを少しでも多くの方に受診いただけるよう16,500円にて実施しています。
      臓がんの早期診断を促進するため、発症リスク(危険因子)のある方のMRIドックに臨床研究費の補助を行い、危険因子1項目の方は13,200円、危険因子2項目の方は9,900円、49歳以下で膵臓がん等の家族歴に該当する方は9,900円にて検査を実施しています。
      また、49歳以下の方の臨床研究費補助は、膵臓がんが判明した場合の治療費にも及び、最大80万円の実費負担額を補助します。
    • 上記の取組みについては、多くの医療機関にご協力いただき実施しています。
    • ドックの受診者には膵臓専門外来による結果説明を無料で行っていますが、こちらは都内9病院の膵臓がんを日常的に診療している医師により行っています。
      AIC八重洲クリニック、AIC画像検査センターの2施設に検査依頼をいただいている多くの医療機関に当院の取組みを賛同いただき、当院が行っている膵臓ドックのパンフレット、ポスターの設置をしていただいています。
    • このような取組みの結果がMRI10台目の導入となりました。 現在診療を行っているビルにはこれ以上のMRIが入りませんが、膵臓がんの早期診断を更に進めていく上で、20台のMRI稼働を目指しています。
    • 詳しくは、膵臓がん早期発見の取組みをご覧ください。
      https://www.m-satellite.jp/suizou_hp/index.html
  6. 本ページ掲載に係わる診療内容に関して

    1. 問い合わせ先
    2. 本ページの記載内容に関して、ご不明な点などございましたら、下記までお問い合わせください。
      医療法人社団豊智会 医療連携室
      電話番号:03-6202-3370 E-mail:info@m-satellite.jp
    3. 当院で実施する、膵臓がんを早期発見するための検査について
    4. 当院で実施する膵臓がんを早期発見するための検査、自由診療(保険適用外)で行う場合には以下の内容があります。
    5. 膵臓ドック
        検査項目:腹部MRI(MRCP付) 検査の品質を向上させるため、検査時に飲み薬(ボースデル)を使用します。
        結果説明:膵臓がんの診断・治療に携わっている医師(※詳細は当院HP参照)より、無料で実施いたします。
        検査料金:16,500円(消費税込)
    6. 食事制限について
        お食事・・・ご来院の6時間前より絶食となります。
        水分・・・・お水に限り、検査前までお飲みいただけます。
    7. MRI検査の注意事項(次のような方はMRI検査を受けられないことがあります)
        心臓ペースメーカーが埋め込まれている方
        人工内耳、人工中耳の方
        血管へのステント挿入手術を8週間以内に受けられた方
        20年以上前の人工心臓弁の手術を受けられている方
        眼に微細な金属片が入っている(入っていると疑わしい方)
        チタン製以外の脳動脈瘤クリップの方
        金属の義眼底の方
        骨折によりボルト固定がされたままの方
        躯幹全体に入墨のある方
        妊娠3ヶ月以内(または妊娠が疑わしい方)
    8. ボースデルについて
        まれに副作用が起こります。主な副作用は、軟便、下痢、腹痛、腹鳴、悪心、腹部膨満、胸やけ、眠気、頭痛などです。
        (注射による造影剤は使用しません)

    9. *1 月刊新医療2022年7月号(株式会社エム・イー振興協会)MRI設置施設名簿より調査(自社調べ)