超音波内視鏡検査(EUS)について
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超音波内視鏡検査(EUS)について
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- 口から内視鏡を入れて、胃や十二指腸まで進めて、その先端についている小さな超音波装置で、膵臓や胆嚢など体の深いところにある臓器を詳しく調べる検査です。
- 一般的に行われている腹部超音波検査、CTやMRI検査でも胆嚢や膵臓を検査することができます。しかし、早期の癌など小さな病変を検出することはできません。EUSはこれらの検査で検出することのできない小さな病変を検出することができます。
- 超音波内視鏡検査は検査専用のやや太めの内視鏡を使用するため、検査中の苦痛を軽くすることを目的に“眠くなる薬(鎮静剤)”を使って検査を行います。
緑内障、心臓病、前立腺肥大、糖尿病、甲状腺や副腎の病気がある方は検査前にお知らせください。 -
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一般的な内視鏡検査の偶発症
- 咽頭局所麻酔(キシロカイン)や鎮静剤によるアレルギー、ショック(血圧低下、脈拍異常、呼吸抑制など) 超音波内視鏡検査(EUS)に特徴的な偶発症
- 超音波内視鏡では通常の内視鏡より太いものを使用して検査します。そのために胃の粘膜からの出血や食道・胃の穿孔を生じる危険性が通常のカメラより高くなります。偶発症の発生頻度は胆・膵で0.042%と報告されています。 鎮静剤投与の偶発症
- 鎮静剤は精神的・身体的に緊張を和らげる作用のある注射薬です。
投与後、呼吸が浅くなることがあるため、検査中は指にセンサーをつけ体内酸素の濃度を測定します。
検査中ぼんやりした状態あるいは眠ってしまうことで、検査したことを覚えていなかったり、一時的に判断力が鈍くなったりすることがあります。
検査後は目が覚めることを促す薬を使用しますが、ふらつきが残ることがあり、十分注意が必要です。全国的には血圧低下、呼吸抑制、徐脈、不整脈などの偶発症が0.00129%に、死亡例も0.000022%報告されています。 - (「日本消化器内視鏡学会雑誌に掲載された消化器内視鏡関連の偶発症に関する第6回全国調査報告 2008年~2012年までの5年間」より)
- ①検査当日は車・バイク・自動車の運転、機械の操作、飲酒、重要事項の決定などは厳禁です。
(運転して来られた方は鎮静剤を使用できません)
②検査終了後は、内視鏡室で1時間程休んでからお帰りいただきます。
まっすぐご自宅にお帰りいただいた後も当日の外出は控えてください。
③ご高齢の方は、必ず付き添いの方と一緒にご来院ください。
④呼吸器疾患をお持ちの方は、鎮静剤を使用できないこともありますのでご了承ください。
⑤施行医の判断にて、鎮静剤を使用できないこともありますのでご了承ください。 - ①緑内障、重症筋無力症、てんかん、ベンゾジアゼピン系過敏症の方には鎮静剤は使用できません。
②HIVプロテアーゼ阻害剤、HIV逆転酵素阻害剤を内服中の方は使用できません。
超音波内視鏡検査(EUS)とは
超音波内視鏡検査(EUS)の必要性について
超音波内視鏡検査(EUS)の方法
医療行為に伴い起こりうる合併症の可能性および危険性について
注意事項
禁忌疾患と禁忌薬
1)予約制で診療・検査を行いますので短時間で診療が終わります。
検査時の滞在時間目安:90分
診察時の滞在時間目安:30分
2)膵臓がん(すいぞうがん)の疑いがある場合には、各大学へ紹介が可能です。
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施設名称 八重洲クリニック 消化器内科(東京都中央区)
所在地 東京都中央区日本橋2丁目3−4日本橋プラザビル 2階 MAP - ※八重洲クリニックはAIC八重洲クリニック画像検査センターの提携医療機関です。
超音波内視鏡検査(EUS)検査実施施設
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施設名称 八重洲クリニック 消化器内科(東京都中央区)
3. 検査実施施設・交通案内
- 膵臓がん(すいぞうがん)の早期発見に対する当院の取組み > 「膵臓外来」のご案内
画像検査(MRI・CT・エコーなど)を行うことで、現在の病状がすぐに対処すべき重篤なものであるか否かを、正確に把握することを目的とした外来です。
膵臓ドック(膵臓がんドック) 膵臓がん、肝臓がん、胆のう・胆管がんドックのご案内
症状が無く、膵臓(すい臓)の状態を知りたい方は、膵臓がん(すい臓がん)、肝臓がん、胆のう胆管がんの精査を中心に、腹部の異常が無いかチェックできる検査をおすすめします。